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夢の和製スーパーカー NSX購入記続編
前回に引き続きNSX購入記です。
人生初のスーパーカー購入で、家賃も払えなくなるほど経済的に苦しくなりました。
しかし、スーパーカーという乗り物は、何かしらの試練を乗り手に与えるものだと、
購入前から覚悟はしていましたので、そういう意味でも普通とは違うスーパーな車だと実感。
NSXドレスアップ&チューニング
車好きには
1.ノーマルのままで乗る派
2.ドレスアップ、チューニングして乗る派
だいたいこのどちらかに分かれますが、私は、このNSXに限ってはドレスアップもチューニングもやってしまいました。
ドレスアップは無限製のエアロパーツを装着、チューニングはコンピュータチューニングを決行。
無限のエアロパーツは、それは高価でフロントスポイラー、サイドスカート、リヤハッチ、リヤスポイラー合わせて総額160万円ほど。
なかでも、リヤハッチはCFRP製だったと思いますが、トップにエア吸入口があり、ぱっと見はル・マンに出場するGT2ルックと言えば言い過ぎでしょうか。
コンピューターチューンでは、当然スピードリミッターも解除、メーターも300km/hスケールに変更しました。
高速道路のテスト走行ではとてもここにかけない◯◯◯km/hを記録して、雨天だったので危うくスピンしそうになり、
心臓が口から飛び出しそうになりました。
そのスピードたるや、これまでには経験したことのない、異次元の速さでしたね。
もしかしたらアイルトンが神に邂逅した時も、私と同じような異次元空間に入り込んだのかもしれませんね(そんな訳ないか!)。
一冊の本との出会い
そんなスーパーなNSXでしたが、私との蜜月は長くは続きませんでした。
いや、事故ったとか、盗まれたとか、ローンが払えなくて売ったとかではありません。
それは新しい憧れの車が出現したからです。私の新しい憧れの車とは、スーパーカー好きなら誰もが憧れる、
そうイタリアの赤い跳ね馬がシンボルマークの「フェラーリ」です。
この頃、行きつけの本屋で、ある1人のモータージャーナリストが書いた一冊の本にめぐり合いました。
その名も、「その、フェラーリください!」
そのフェラーリください!―熱血購入マニュアル (レッドバッジ・カーライフシリーズ (178))なんてふざけたタイトルの本なんだろう。こんな本を書いた奴はろくなもんじゃない。
でも、なんか気になるからちょっと読んでみよう。
そう思って手に取ったところ、冒頭からエキセントリックな文体のなんともエネルギッシュでしかも説得力のある内容に、
つい引き込まれ気がついたら購入していました。
「その、フェラーリください!」何度見てもふざけたタイトルであるその本には、フェラーリがいかに素晴らしい車であるか
、その素晴らしさについて、筆者の独断と偏見に満ち満ちた文章が、これでもかというくらい、全ページにわたって書いてありました。
しかしこの本との出会いが、私の憧れの国産スーパーカーNSXとの別れを決めるきっかけになったんです。(出会ってしまったんです!)
本田宗一郎とエンツオ・フェラーリ
本田宗一郎はHONDAの創業者であり、NSXを作る土壌を築き上げた、現場主義の日本を代表する技術者であり経営者です。
HONDAは二輪車と四輪車を製造しています。
他に二輪と四輪を製作している企業と言えば、SUZUKIとBMWくらいしか思いつきませんが、
どちらも世界グランプリレベルで年間優勝を遂げた企業はHONDAだけだと思います(間違ってたらごめんなさい)。
なので、HONDAの車は他のメーカーにはない、レースの魂が刻み込まれている、そんな思いもあって
アコードHB、CRーXデルソル、インテグラと乗り継いで、NSXにまで辿り着きました。
しかし、世の中は広いものです。外国人にも本田宗一郎に負けず劣らない現場主義で頑固者がいました。
それが、「フェラーリ」社の創業者である伝説の人「エンツオ・フェラーリ」です。
このエンツオ・フェラーリについて調べれば調べるほど、車が好きでレースが好きで、何よりも勝負に勝つことを重んじた人物でした。
「その、フェラーリください!」と出会い、フェラーリの素晴らしさを知り、創業者のエンツオ・フェラーリの生き様にも憧れるようになったら、
次は「フェラーリ」を買うしかないですよね?
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