パワーハラスメントには組織で対応すべき・パワハラ予防と対策について

パワーハラスメントには組織で対応すべき・パワハラ予防と対策について

パワーハラスメント

昨今、世の中はあらゆるハラスメントが横行しています。

セクハラ、モラハラ、マタハラ、そしてパワハラ。

現代社会では誰もが何らかのハラスメントを受けた経験があるのではないでしょうか?

今回は、その中でも主にパワーハラスメントについて考えてみました。

この記事が日頃パワハラで悩んでいるあなたにとって参考になれば幸いです。

ハラスメントの定義

ハラスメントとは、端的にいうと嫌がらせの事です。

性的であればセクシャルハラスメント、

道徳に反する事であればモラルハラスメント、

妊娠に関する事であればマタニティハラスメントと呼ばれます。

よく、ハラスメントの境界点について議論されますが、

司法の場では本人がハラスメントと受け取るかどうかが、ポイントになります。

例えば、セクハラであれば好意を持っている男性からの、軽いエッチな話題は冗談で済まされるが、

元々嫌悪感を抱いてる男性からの同様の発言は、即セクハラという事になります。

セクハラ

つまり、人間関係が上手く出来ている両者の間では起こり得ないのがハラスメントという事です。

ハラスメントの問題点

それでは、ハラスメントの問題点について考えてみます。

あなたが、所属する団体、例えば会社とします。

あなたは、従業員で会社から給料を貰って生計を立てています。

あなたは会社の上司からとても信頼されていて、重要な仕事を任され日々忙しく働いています。

ところが、ある日取引先との商談の席で、次の休日にゴルフに誘われたとします。

しかし、その日は愛する一人息子の初めての運動会が予定されていました。

家庭をとても大事にするあなたは、当然、取引先の担当にゴルフの断りを伝えました。

ところが、翌日、あなたは会社の上司からなぜゴルフを断ったのか、と激しく問い詰められました。

場合によっては、その商談の担当から外すとまで言われました。

こうしたケースは、普通にどこの会社でも起こっていると思われますが、

これは果たしてハラスメントにあたるのか、それとも、単なる業務上の指導となるのか。

パワーハラスメント

今回の例のケースは、判断が難しいところです。

会社にとっては、商談が成立しなければ、会社の売り上げが見込めないし、

従業員にとっても売り上げが伸びることは給料の心配はなくなるわけだから、

休日とはいえゴルフに行くのはやむを得ないと考えられます。

一方、家庭を大事にする父親の観点からすると、

休日にまで仕事をすることは家庭を犠牲にすることであり、優先すべきは運動会という事になります。

上司の立場からすると、職務怠慢、会社への忠誠心の欠如と判断され、

従業員の立場からすると、仕事は家庭があってのもので、

息子への愛情は会社への忠誠心よりも深いという事ですね。

ここで、このケースがパワーハラスメントになるかならないかの境界点は、

その後の上司と従業員の関係性が保たれるかどうかです。

両者の間で、この件について納得のいく話し合いが持たれ、

お互いの意見を尊重しあえる良好な人間関係が構築されれば、パワーハラスメントにはなりません。

パワハラ

しかし、上司からの一方的な指導に終始するようであれば、パワーハラスメントとなる可能性があります。

予防と対策

ハラスメントで厄介なところは、一度人間関係が崩れると、その後の修復が非常に困難となる点です。

特に、パワーハラスメントの場合は、生計に関わる部分があるため、

最悪の場合、うつ病を発症したり自殺に追い込まれたりするケースが少なくない、とても深刻な問題であると言えます。

近年、企業や団体では、ハラスメント対策部門が置かれているところが増えてきているようですが、

どれほどの効果が上がっているのか実態は分かりません。

そこで、パワーハラスメントを予防するために必要なものを、一つあげるとすれば、

人は皆誰もがパワーハラスメントの被害者になりうるという、自覚を持つ事でしょうか。

他人事ではなく、いつか自分の身に降りかかるかもしれないという、危機感を持つ事でアンテナを高くし、

パワーハラスメントの目を摘むことが可能となるでしょう。

そして、パワーハラスメントが発生した場合には、なるべく早い段階で第三者への相談を行い、

個人で動くのではなく、組織を使って解決を図るよう行動する事が重要です。

ハラスメントはハラスメントを受けている事を自覚しなければ、いつまで経っても解決しませんから。

まとめ

現在、世界的に各分野でのハラスメント行為が暴かれて告発されていますね。

それでも、まだまだ氷山の一角が表出しただけなのかもしれませんので、今後の展開に注目していきたいと思います。

パワハラで悩んでいるあなたは個人で対応せずに組織で動きましょう。

「窮鼠猫を噛む」

世の中の「猫」達は今後要注意ですよ!

 

 

 

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年齢:54歳 性別:男 出身:九州 趣味:ブロクを書く事とブログを読む事(陰謀論、スピリチュアル系) 夢:再度赤い跳ね馬のオーナーとファーストクラスでのハワイ旅行 自由:何事にも縛られず自己責任のもとに生きる事 現実:コロナ禍での生活に、それなりのストレスを抱えて悶々とする日々 課題:ブログで自分の生きた証を残すこと こんな感じですが、よろしかったら読んでやってください。